税の作文が宿題にでたら
税の作文が夏休みの宿題に出たときなど、作文するには難しいテーマですが、「自分自身の税に対する認識」からはじめて、「公務員である父親の仕事」、「税がもしなかったら」、「結論」というように起承転結でまとめている税の作文の例を一つあげてみます。このような起承転結の例があれば、税の作文にもしやすいのではないでしょうか?家族や身近な人に公務員の人がいるようなら、アレンジしながら作文ができそうです。
タイトル:税の役割
私は今まで税金について深く考えたことがありませんでした。関心がなかった税金のことを「税について」の作文を書くことによって税金のことに興味を持ち、考えてみようと思いました。
税金といえば消費税を身近に感じます。買い物のたびに5パーセントの消費税が引かれているので、なぜか損をしているようでいやな印象しかありませんでした。
野田佳彦総理大臣が消費税増税は社会保障の為と訴えています。病気になった時の補助や老後の安心の為に多くの税金が使われているのです。何の為に税があるのか?私はあやふやな考え方でした。それに税金は国に納めていると勘違いもしていました。しかし、一人一人が納めた税金は形を変えてゆとりのある豊かな社会を支え、またそれに自分自身も支えられているのであって、税金は自分自身の為に納めているのだと思いました。安心して暮らせるのは税のおかげですが、税金の無駄遣いだけはやめてほしいと思います。
私の父は地方公務員で消防署員です。人々が安心、安全に暮らせるように三交代で勤務しています。このように火事や事故による負傷者や急病人などで消防自動車や救急車の出動も皆が納めている税金で成り立っているのです。でも最近では税金を払っているんだからと大威張りでタクシー代わりに救急車を呼んで本当に急病人が迷惑しているという話を聞いたことがあります。そんなとき私は税金は払うのではなく、納めているという意識のない人がいることを残念に思います。
もし税金がなかったら、公共施設がなくなってしまいます。又、道路整備やゴミ回収車も来なくなって、今までは当り前であった市町村のサービスも簡単に受けられなくなります。お金の面では軽くなりますが、生活に不便なことが多くなり、安全も保障されなくなって普段の生活に必ず何らかの支障が出てくるのです。皆が税金を納めることで国が成り立ち、成り立つことで私達が安心、安全に暮らせるようになるし、公共サービスも安心して受けられるのです。税金は一個人ではなくて社会生活を営んでいる全ての人々に対して使われなければいけないと思います。そして税金はきちんと納め、正しく公平に使うものだと思いました。
税は、この国にとっても私達にとっても重要な役割を果たす大切なものだとわかりました。だからこれからはもっと税について関心を高めていくつもりです。そのためには、色々なことを勉強して真剣に考えていかなければならないと思いました。