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口角炎の薬って効き目はどうなの?おすすめの市販薬や注意点などもご紹介

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口角炎に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。疲れているときなどに良くできるような気がしますが、原因は一体何なのでしょうか。どんな病気でもそうですが、自己判断で治そうとするとかえって悪くなってしまうこともあります。時間のないときは薬局でも薬を買うことができますが、口角炎は病院で診てもらい治療しましょう。薬選びの際は、薬剤師のいる薬局で相談してみましょう。

口角炎を治したい!どんな薬を使えばいいの?

口角炎になると、放っておいても自然と治ってしまうこともあれば、なかなか治らずにひどくなってしまうこともありますよね。

口角炎の原因は「コレ」と決まっているわけではないので薬にもいろいろなものがあります。病院で処方される「処方薬」や薬局で購入できる「市販薬」があり、種類はさまざまです。

どんな薬でも、薬によっては合わないこともありますから、できれば病院で診てもらい薬を処方してもらいましょう。市販薬は使用方法や用途を間違ってしまうと、症状が長引いてしまうこともあります。

知っておきたい!口角炎の症状と原因とは?

唇の両脇が赤くなる症状

口角とはその字の通り「口の角」=唇の両端にあたる部分です。口角炎は、その口角が赤くなって腫れたりただれたりする病気です。

主に、口の両端が乾燥した状態になりその為、腫れていたり、裂けやすくなるなどの症状が現れます。

大きな口を開けて笑ったときなどに、口角が裂けてしまうことがあり、この場合は強い痛みを伴います。原因は様々なので、自分がどのような原因なのかを知ることがとても大切です。

カンジダ(真菌)感染・細菌感染によるもの

カンジダによる口角炎を「カンジダ性口角炎」と言います。口の中が乾燥しやすい人に多く発症します。高齢者に多いですが若い人や子供にも見られます。カンジダのほかにも、細菌による口角炎にはいろいろあります。

カンジダ性口角炎の症状は普通の口角炎とあまり変わりありませんが、原因がわからないままステロイド薬を塗っていると、症状が悪化することがあるので注意が必要です。

一見すると口角が切れて治りにくいという症状だけですが、頻繁にかかってしまうよう場合は、免疫に関係する重大な病気である可能性もあるので、なかなか治らない場合などは皮膚科や内科で診てもらいましょう。まずは原因を知ることです。

免疫力の低下したり、ビタミンが不足している

原因として考えられるのは、栄養バランスの乱れです。特に皮膚に炎症が起きるということはビタミンB群不足の可能性があります。その中でもビタミンB2とB6は皮膚の老化を予防したり、再生する働きがある為、重要なビタミンなのです。そしてミネラルや鉄分といった栄養素も不足している可能性があります。

また、睡眠不足や疲れ・ストレスなどで免疫力が低下しているときも口角炎になりやすいと言われています。疲れているときは菌が繁殖しやすいので炎症が起きてしまうのです。

胃が弱っているとき

胃が悪くてどうして口角炎になるの?と思われるかもしれませんが、口の中と胃はつながっているため、何らおかしいことではないのです。

胃の調子が悪いときは、胃の中が荒れている状態であると言えます。ですから、胃とつながっている口の中の粘膜も荒れてしまうことがあるのです。口の中が荒れていると口角炎になりやすい状態になってしまいます。

空気が乾燥しているとき・唾液によるもの

口角炎は、冬などの空気が乾燥している季節に発症しやすい病気です。空気が乾燥していると唇が乾燥しやすいため、唇や周りの皮膚が傷ついてしまうのです。

唇が乾燥するとついついやってしまうのが「舌なめ」です。乾燥した唇に潤いを…と思ってやっているのだと思いますが、逆に刺激を与えて炎症を起こしてしまう可能性が高いです。

このような「舌なめ口角炎(皮膚炎)」は子供に多い傾向がありますが、大人でも唇や口の周りをなめる癖がある人は発症しやすいので注意しましょう。

アトピー・化粧品かぶれによるもの

アトピー性皮膚炎の患者さんは、季節に関係なく肌や唇が乾燥しやすい傾向があります。乾燥している状態で口を開けたときに、ちょっとした刺激で口角に傷がつき口角炎になってしまうことがあるのです。

また、リップクリームや口紅などの化粧品の刺激やかぶれによって口角炎ができてしまうこともありますので、唇が荒れているときは注意しましょう。保湿のために塗っているものも、肌に合わないとかぶれの原因になってしまうのです。

口角炎はどうやって診断して治療するの?

病院で医師にしっかり診てもらおう

どんな病気でも、自己判断は危険です。口角炎の原因にはいろいろなものがありますから、病院でその原因を調べることが大切です。口角炎の原因がほかの病気の場合は、その治療もしなくてはなりません。

特に、なかなか治らず長引く場合やいつもとは様子が違う場合は、早めに病院で診てもらうことをおすすめします。病院は、皮膚科や口腔外科、耳鼻咽喉科で診てもらうことができます。

基本の治療はビタミン剤と軟膏!

治療方法としては、炎症を治す為の軟膏の塗布や不足してしまっているビタミンを補う為にビタミン剤や細菌を抑える為の薬の服用があるようです。

病院でしっかり診てもらい処方薬を使用して治療することがおすすめですが、時間のないときは薬局で購入できる口角炎用の市販薬でも治療することができます。

亀裂ができてしまうと痛いですし、気になってしまいますよね。気になって舐めてしまったりメイクで隠したりすることは悪化する原因にもなります。

ですから、市販薬を使ってみてもなかなか治らない場合や悪化する可能性もありますので、時間を作って病院で診てもらうことをおすすめします。

おすすめの市販薬の選び方と治療法を紹介

資生堂「モアリップN」

モアリップは「医薬品」のリップクリームです。唇の荒れや口角炎に使用できる第三類医薬品です。チューブタイプのリップと同じように直接唇に塗れるので、さっと取り出してすぐに塗ることができます。

皮膚の新陳代謝を促すビタミンEや、皮膚の健康を維持するビタミンB6やパンテノールなど、5つの成分が唇の荒れに効果を発揮してくれます。

アレルギー体質の方や、唇のただれがひどい方、何らかの治療を受けている方は医師や薬剤師に相談してから購入・使用しましょう。また、発心や痒みなどの副作用が現れたり症状が悪化する場合には、使用を続けずに病院で医師に診てもらいましょう。

第一三共ヘルスケア「ベトネベートN軟膏AS」

口角炎になったときに処方されることのある「リンデロンVG軟膏」は、薬局では購入することができません。市販薬の中でリンデロンVG軟膏と似た成分のものが「ベトネベートN軟膏AS」です。

リンデロンもベトネベートも、ステロイドと抗生物質が配合されているお薬で、抗炎症作用や抗菌作用が期待できるお薬になります。

しかし、ステロイドは顔面には広範囲に使用しない、長期連用しない…などのさまざまな使用上の注意があるため、購入・使用の際には薬剤師に相談しましょう。

大塚製薬「オロナイン」

なかなか治らない口角炎にはオロナイン!という方も多いようです。オロナインは殺菌効果に優れており、ステロイドは配合されていないため安心して使用できます。

オロナインは、ニキビや軽いやけどや傷、あかぎれなどにも使用できるため、使ったことのある方や家に置いてあるという方も多いのではないでしょうか。

しかし、オロナインの効能には「口角炎」と明記されているわけではないため、購入時に薬剤師と相談しましょう。ただれがひどい場合や傷が深い場合などは「用相談」とのことなので、使用する前に医師に診てもらうことをおすすめします。

興和「新デスパコーワ」

新デスパコーワは、口内炎や歯肉炎の症状があるときに使うお薬で、薬局て購入することができます。抗炎症作用や抗菌作用があるほか、粘膜修復成分も配合されているのが特徴です。

口内炎や歯肉炎などの「口の中」の症状であっても使用できるため、口の中に入っても安全で安心なのが新デスパコーワの良いところです。

しかし、効能には「口角炎」とはありませんので、どの程度効果があるのかはわかりませんが、薬局でこの薬を勧める薬剤師の方もいるようです。

ブリストルマイヤーズ「ケナログA軟膏」

ケナログAは、口内炎の治療薬として歯医者さんでもらったことのある方もいるのではないでしょうか。このケナログAは実は薬局でも購入することができます。

ケナログAは、口の中にも使用できるお薬ですので安心です。しかしステロイドが配合されているため、購入するときは薬剤師に相談することをおすすめします。また、使用の際は説明書を読み、用法・容量を守って使用しましょう。

口角炎を早く治すポイントとは?

あまり触ったりせずに早めに病院へ

早く治すためには、やはり病院へ行くことがおすすめです。すでに病院で薬をもらっているなら、その薬をちゃんと飲んだり塗ったりするようにしましょう。薬を薬局で購入した場合も同様です。

治療中は、患部を触ったり舐めたりしないことが早く治すポイントです。先ほどもお話ししましたが、触ったり舐めたりすることで症状が悪化することがあるかもしれません。

手足の切り傷と同じように治りきらないうちにかさぶたを取ってしまうと、そこがまた炎症を起こす可能性もあります。さらに治りが悪くなってしまうので注意するように心掛けてください。

試してみたい!民間療法とは

重曹うがい

重曹うがいというものをご存知ですか?実は最近ジワジワと流行りつつあるそうです。口腔内が酸性になると虫歯になりやすくなります。しかし重曹は酸性を中和する働きがあるので、うがいをすることで予防が期待出来ます。口腔内を清潔に保つことは口角炎の予防につながりますので、重曹うがいは口角炎に効果があるのかもしれません。

重曹は料理用等、口に入れても安全なものを使うようにしてください。購入するときに薬局で確認したほうがいいかもしれません。お掃除などにも使えるので、買っておいて損はなさそうです。

口角炎ができないようにする予防法とは

肌を清潔に保とう

口角炎は、肌が荒れたりするとできやすいため、肌は清潔にしておきましょう。しかし、ゴシゴシ拭いたり洗ったりすることも避けましょう。肌に傷がついてしまいますから注意が必要です。

口の周りだけでなく、口の中も清潔にすることが大切です。歯磨きをきちんと行い、口周りが汚れているときは優しくふくように心がけましょう。また、汚れている手で顔などを触らないように気を付けましょう。特に小さい子供の場合は注意が必要です。

食生活を見直そう

食生活の偏りから口角炎を引き起こすこともありますから、食生活を改善することも大切です。好きなものばっかり食べていたり、コンビニ弁当や外食などで偏った食事をしていると、いつの間にかビタミン不足になっているかもしれません。

口角炎の予防に必要なビタミンB2は、 うなぎ・豚レバー・鶏レバー・牛レバー・牛乳・卵・納豆などに多く含まれていますので、積極的に食べるようにすると良いでしょう。

ワセリンで肌をガード

口角炎に乾燥は禁物です。普段から、唇や口周りの保湿をするようにしておくことが、口角炎の予防になります。しかし、肌や唇への刺激が強そうなものは避けましょう。

肌への負担の少ないものとしては、ワセリンがあります。ワセリンには純度が高いものがあり、純度が高いものの方が刺激が少ないと言われています。

よく「ヴァセリン」として売られているものは黄色ワセリンですが、これは純度が低いものです。純度が高いものは白色ワセリンで、特に「サンホワイト」が一番高純度になります。肌の弱い方にはオススメです。

睡眠をしっかりとろう

寝不足や疲れで免疫力が低下していると口角炎になりやすくなってしまいますので、睡眠はしっかりとるようにしましょう。十分な睡眠をとることで免疫力が高まり、口角炎を予防することができます。

仕事が忙しくてなかなか睡眠時間が取れない!という方もいるかもしれませんが、たまには休日にお出かけするのを我慢して体を休ませてあげましょう。

総合的に生活習慣を見直そう

予防法をいろいろお話ししましたが、食生活や睡眠のとり方など「総合的」に改善することが大切なことなのかもしれません。忙しいといろいろなことが疎かになってしまいがちですが、自分の体のことを一番に考えて生活するように心がけましょう。

手洗い・うがいはしていますか?子供のころは「帰ってきたら手洗い・うがい!」なんて母親に言われていましたよね。大人になった今は、そう言ってくれる人も周りにいなかったりしますよね。これを機に生活習慣を「基本」から見直してみましょう。

口角炎を治して思いっきり笑おう!

まずは口角炎にならないように予防することが基本ですが、口角炎になってしまった場合にはできるだけ早く治すように頑張りましょう。病院で診てもらって薬を処方してもらうといいでしょう。

口角炎があると、思いっきり笑ったりハンバーガーを食べたり、歯磨きをしたりするのが辛いですよね。何をするにも気になってストレスになってしまいます。

口角炎は治療法を間違えなければあっという間に治ってしまうこともあります。たくさん笑ってたくさん食べたいあなた!正しい治療法で口角炎を撃退しましょう!

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