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手にイボが出来た!痛い場合は?病気は関係あるの?5つの原因とイボの種類、4つの治療法を詳しくご紹介します!

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手にイボがあるとついつい気になって触っていませんか?実はイボを触ると、イボが増える可能性があるんです!そこで今回は手にイボができる5つの原因と手にイボができた時の5つの種類と特徴、4つの治療法と対策、手にイボができた時に何科へ行くべきかについて紹介していきます。

手にイボができる原因は?

1. ウイルスが傷口から感染

皮膚は一番表面の表皮だけでも4つの層を持ち(手のひら、足裏は更に層がある)、外部から侵入してくる有害なものから身体を守る防御膜のような働きをしています。

その中にはウイルスや細菌が入ってきたときに感知するパトロール機能や、その場で有害物質を攻撃する免疫の役割も担っているので、健常な皮膚はいぼを発症させるウイルスも侵入してきにくい構造になっています。

ただ皮膚に傷が出来ている場合は別です。傷がある場合はそこからイボを発症させるウイルスが侵入してきますので、これが原因でいぼが出来てしまいます。特に外傷を受けることが多い手足や肘、膝などにイボができやすく、そして、皮膚の細胞分裂が活発になって、イボが増え続けるのです。

2. プールなどでウイルス感染

温泉、プールなど大量の水中での感染はあまり考えられないと言われていますが、イボができているからということでの公共の施設の利用制限は一般的にはほとんど見られません。やはり床や脱衣場など大勢の方が直接触れる場所、接触での感染は十分に注意が必要です。

もし、自分や家族イボが発症している状態で温泉やプールなどを利用をする場合があれば、イボの部分の皮膚が何らかの刺激で破けてしまわないよう、水にぬれても剝がれないパッドや絆創膏などで充分にカバーし、くれぐれも感染が起こらないように周囲に配慮することが重要でしょう。

3. イボのウイルスを触って感染

イボは人のイボのウイルスに触れて感染する、自分で自分のイボのウイルスに触れてから他の身体の部位を触ることで増えてしまうこともあります。タオル、スリッパなど共有したものから感染する可能性もあるようです。もしイボかも、と思ったら触らず皮膚科を受診するようにしましょう。

肌が乾燥しやすく、皮膚が傷ついている方やアトピー性皮膚炎などで肌が傷つきやすいという方、何らかの疾患で免疫力が落ちているという方は特に普段から注意が必要です。手洗いや消毒、保湿も予防となるため日常からの習慣にしておきたいですね。

4. 皮膚の老化

皮膚の老化によりイボができる場合もあります。皮膚の老化でできるイボは、老人性のシミと一緒にできることが多く、加齢によりできるのはもちろん、紫外線の蓄積によりできると言われています。

5. 太陽光の浴びすぎ

皮膚の老化につながりますが、長い期間、太陽の光を浴び続けるのは、シミができるのと同じようにイボができてしまう原因になると言われています。特に、紫外線予防をしていなかったり、炎天下の中仕事をするような人は、イボができやすくなってしまいます。

手にできるイボの種類と特徴

1. 尋常性疣贅

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)は、ヒトパピローマウイルスによるウイルス感染によって発症するイボの一種で、現在認められているヒトパピローマウイルスの中でも、イボの原因となるのは70種類以上ものウイルスがあると言われています。

このヒトパピローマウイルス感染による尋常性疣贅は、大きく強い症状が出るものではないですが、そのウイルス付着したことにより他の部位にも感染が起こることで増えていってしまう可能性、人にも感染させてしまう可能性があります。

このウイルス感染によるイボは年齢を問わず感染するものですが、特に子供に多く見られるのが特徴で、高齢者には少なくなりますが、何らかの疾患で免疫力が低下してる場合は感染のリスクが高くなるそうです。

尋常性疣贅は皮膚の表面から盛り上がるようにザラザラ、ボコボコした状態で飛び出していて、平べったく薄いものもあり色は黒から茶色、黄色や灰色っぽいものもあります。大きさや形はバラバラで、大きくなれば10mmくらい大きくなるものもあるようです。一般的に症状がありませんが、強く押すと痛みが出る場合もあると言われています。

2. 伝染性軟属腫

伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)もウイルスによる感染で起きるイボで、これは一般的には水いぼという名前でよく知られています。イボの周りにかゆみが出る場合もあり、子供に発症しやすいことでつい掻いたり触ったりしまい、イボに傷をつけてその手でほかの場所を触ると感染しやすくなります。

プールなどでの感染を聞くことも多いのは、用具の共有や接触などで感染が起こりやすいことによるようで、伝染性軟属腫の時にはプールに入ることを禁止している施設も多いと言われています。

伝染性軟属腫はつるんとした見た目で頂点の凹んだ硬めの水ぶくれのような形で現れます。大きいものであれば5mmくらいのものもあり、引っ掻いたりすると中のウイルスと共に体液が出てきます。

伝染性軟属腫は、半年~1年程度かけて自然治癒すると言われていますが、大量に増えた場合やかゆみが強い場合、もしくはプールに入るなどの行事がある場合などには、早めに治療することをおすすめします。

3. 扁平疣贅

扁平疣贅は、青年性扁平疣贅とも呼ばれており、青年、特に女性に多い皮膚病と言われています。尋常性疣贅と同じくヒトパピローマウイルスの感染によってできるイボのことを言います。

扁平疣贅は小児及び若年成人に発症する場合が多く、額やこめかみ、頬などによく発症しますが、手に発症する場合もあります。扁平疣贅の見た目は少し盛り上がっており、柔らかいのが特徴で、色は周りの皮膚と変わらない色もしくは薄い褐色です。大きさは直径1~数mm程度あります。

かゆみなどの自覚症状がないため、いつの間にか増えている場合が多く、再発しやすいという特徴もあります。扁平疣贅は自然治癒することもあります。しかし治癒せずに数が増えるということであれば早めに治療を開始しておきましょう。

4. 爪囲疣贅

爪囲疣贅は、尋常性疣贅及び扁平疣贅と同じくヒトパピローマウイルスによる感染が爪周囲に生じることを言います。他の皮膚感染症が爪周囲にうつり、生じる場合もあると言われています。

爪を噛んだり、ささくれのできやすい人に起こりやすく、ぼこぼことした硬めのイボができ、甘皮の部分が無くなったり、爪の形が変形してしまうこともあるようです。

5. 老人性疣贅

老人性疣贅は脂漏性角化症とも言われており、太陽の光の浴びすぎや皮膚の老化現象が原因でできますが、若い人にもできる場合があります。全身どこにでもできるのが特徴です。

老人性疣贅はざらざらしたイボで、平らなものから盛り上がったものまでいろいろあります。色は普通の皮膚の色や淡褐色、黒色と様々で、大きさは最初直径1~2mm程度ですが、放っておくと少しずつ大きくなります。

老人性疣贅はかゆみを伴うこともあり、数も増えていきます。また、老人性疣贅は、皮膚がんのもとである日光角化症と区別しづらいことがあると言われているため、心配なら早めに診察してもらい、治療をしましょう。

手にイボができた時の治療法と対策は?

1. サリチル酸配合のイボ用の外用薬

手にできたイボを治すには、イボ用の外用薬があります。市販薬ではイボコロリという外用薬が有名で、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

イボ用の外用薬にはサリチル酸というものが含まれており、そのサリチル酸は、角質を軟化させる角質軟化溶解作用があり、患部の皮膚角質の腐食を促して、新しい皮膚を再生させる働きをし、イボとなった角質を取り除くことができます。

イボコロリは液体タイプと絆創膏タイプがあり、仕事や生活状況によりどちらか選べば良いでしょう。しかし、イボコロリは尋常性疣贅の場合のみの使用で、伝染性軟属腫や老人性疣贅、大量のイボには使用してはならないと表記しているため、自分のイボはイボコロリを使えるかどうか見極める必要があります。

また、市販薬の使用が心配な場合や尋常性疣贅以外のイボの場合には、病院で受診し処方される薬を使用すると安心でしょう。外用薬を使用し手のイボを治す期間は、大きさや固さなどの症状により、数日から数ヵ月かかると言われています。

2. 液体窒素凍結治療

液体窒素の低温を利用して治療をする凍結治療は、昔から使われているイボの治療法です。液体窒素は-196℃にもなり、綿棒などの先に含ませて、イボに押し付けることで患部の組織にダメージを与えます。低温火傷の状態にすることで、イボの部位を壊死の状態にして取り除き、免疫力の向上にも効果が期待できると言われています。

患部に液体窒素を押し付けるため、治療中や治療後に痛みを伴う場合があり、時々水ぶくれになることがあると言われています。治療後の皮膚は火傷した状態なので、傷口からウイルス感染しないようケアが必要です。

液体窒素凍結治療は、イボの状態や回復の程度を見ながら治療を進めることができます。液体窒素を強めに押し当てると、イボの原因の皮膚の奥深くに根付くウイルスを凍結させることができるので早く治りますが、痛みや水ぶくれになりやすく、軽めの治療では長い期間治療が必要になり、治療を続けられない人が多いです。

治療期間は3ヵ月から1年程度かかると言われており、5日から7日のペースで治療が必要で、2週間以上間隔をあけると治療の効果が見られなくなる場合があります。

3. レーザー治療

レーザー治療は、レーザー治療の場合、部位によっては痛みが強いことも考えられるため、局所麻酔などで痛みを感じないようにしてから施術することがあります。炭酸ガスレーザーなどを使用して、イボの部分を焼き切るといった治療方法です。

焼きながら切るという事で、一回できれいにいぼの部分を除去できる場合もありますが、浅い部分で切ってしまうとウイルスが残り、また発症することもあると言われ、逆に深く切った場合には、痕が残りやすくなったり治療期間が長引くといったことがリスクとしてあるようです。

手や足の裏など皮膚に厚みのある部位は痛みが強く続く可能性もあり、施術後患部の皮膚が乾燥するまでに1ヶ月以上の期間が必要なため、その部分を保護し続ける必要があるといったことが注意点として挙げられています。

4. はと麦茶に含まれるヨクイニンを摂取する

はと麦茶は健康茶として知られており、十六茶などにもブレンドされていますよね。そのはと麦茶の原料、はと麦の殻を取り除き乾燥させたものは、ヨクイニンという漢方薬になり、イボに効果があると言われているのです。

このヨクイニンは体の中の腫瘍などの悪いものを排出させるため、尋常性疣贅や伝染性軟属腫、老人性疣贅などのイボへの効果が期待できます。

しかし、飲み始めてすぐには効果が出ず、気長に続けることで効果を発揮するそうですが、効果には個人差もあるため、気長に続けて効果が出ない場合や心配な時には、病院へ受診しましょう。病院ではヨクイニンの内服薬を処方してもらえる場合もありますよ。

手にイボができた時には何科に行くべきなの?

手のイボは皮膚科に診てもらいましょう!

手のイボは皮膚の病気です。イボを治したい時には皮膚科を受診し、適切な治療を行いましょう。そして、治療法には様々な方法があるので、皮膚科の先生の話をしっかり聞いて、自分に合う治療法でイボを治してくださいね。

まとめ

今回は手にイボができる原因と手にイボができた時の種類と特徴、手にイボができた時の治療法や対策などを紹介しました。手にイボができた時の参考にしてみてくださいね。

手にイボができても痛みなどの症状があまり出ないため、治療せず放っておくという人も多いのではないでしょうか。放っておいても自然に治ることもありますが、イボが増えたり、悪化したりという可能性もあります。

治療に時間や治療費がかかりますが、イボが増えたり悪化する前に皮膚科を受診して、早めに治療を行うようにしましょうね。

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